電二胡!

台風一過で東京は益々夏全開な日が続いていますね。オリンピックでは連日、日本勢による金メダルラッシュ! 個人的には卓球混合ダブルスの水谷・伊藤ペアが初代金メダリストになった試合が一番盛り上がりました。二胡教室という仕事の関係上、中国の方と接する機会も多く、先日の卓球の試合について「どっちを応援していましたか?」と尋ねると「日本です!」との回答が! その方は日本に長く住んでいるということもあり、オリンピックは断然日本を応援しているということでした。

 

そんなオリンピックについて調べていると非常に気になる記事を発見しました。

 

2008年の北京オリンピックの閉会式では64名の女性二胡奏者による演奏があったとう内容です。私はその当時まだ二胡という楽器については全くの無知。まぁそれは仕方ないとして、私が気になったのはその演奏で使われていた二胡についてです。なんと「エレクトリック二胡」なるもので演奏されていたようなのです。エレクトリック二胡! なんともかっこいい響き!

その正体はローランドが開発した二胡専用のプリアンプ『EH-10』。そのプリアンプが取り付けられた二胡がエレクトリック二胡というわけです。

二胡奏者で作曲家でもあり、北京オリンピック閉会式の音楽総監督を務めた卞留念氏が当時のローランドの創業者に「もっと世界に二胡をアピールしたい」という自らの夢を打ち明けたのがきっかけで開発が始まったようです。

そして何より私その見た目のカッコよさ。

かなり「ロック」なティストに仕上がってます!

 

これを装着するこによりコンサートでもマイクの位置を気にすることなく二胡の音を安定して出力できて、しかも手元で「ディレイ」や「リバーブ」などのエフェクトをかけられるということなのでバンドとの共演も実現できそうです。

2008年に登場したこのエレクトリック二胡。調べたところ日本での発売は残念ながらなかったようですね。2021年の今、中国では使われているのかどうか気になるところです。

オリンピックをきっかけに何とも珍しい機材を発見してしまった私でした。

 

ではでは。